指導者養成講座

指導者養成講座

個人・先生・団体引率者向け

野外活動の楽しみを多くの人に伝える「やまぼうしインタープリター養成講座」は受講後に会員登録いただくことで、取得したスキルを活かし長野や首都圏のフィールドで指導者として活動することができます。野外活動は非日常の活動であり、自然をコントロールすることはできません。危険を予測回避し、参加者が安全に活動するための定期的なスキルアップ研修も実施しています。 森林についての幅広い知識やスキルを取得できる「森林インストラクター試験対応講座」は設立当初から20年を経て、多くの森林インストラクター資格者が全国各地で活躍しています。

【報告】やまぼうしインタープリター養成講座第8回

今回の講座内容は「森林整備」です。

やまぼうしの体験学習に森林整備のプログラムがあります。
その際の除伐や間伐で、子どもたちと安全に木を倒す技術を体験すると同時に、
森林を人が管理する意義、管理された森林から得られる恩恵について学びます。

午前中の講義の後、午後は実際に森の中で伐倒に挑戦しました。


11月というのに菅平も暖かく、秋の青空と紅葉が鮮やかです。


森林整備のフィールドは、ヒノキの植林地です。


今回は、ロープと滑車・カラビナを組み合わせることによって、
引く力の3倍で伐倒できる3倍力システムを学びました。


1人vs2人の綱引きで滑車の作用を体感する様子。


伐倒の際の切り口(受け口・追い口)のしくみです。
真ん中のつながった部分(つる)が蝶つがいになり、ゆっくりと倒れます。


いよいよ実践です。まずは選木から。林内の木をよく観察し、
途中で曲がっていたり、二股になっていたり、材として不適な木を選びます。


どの方向なら安全にスムーズに倒れるか見定め、
イメージ通りに倒せるよう周囲の木にロープと滑車をかけていきます。


セッティングができたら、ノコギリを入れていきます!
伐倒方向に向けて受け口を作るのが肝心です。

追い口も切ったら全員安全地帯に退避し、ロープをひっぱって伐倒です。



 
お見事!狙った通り木々の間をすり抜け、綺麗に倒れました!


倒した後の処理も大事な作業です。
枝打ちや玉切りをして、伐った木を運びやすく、加工しやすくします。


木を倒したことで林冠にはすき間(ギャップ)が生まれ、
明るい夕日が差し込んできました。

日本では現在、戦後に造られた数多くの人工林が
伐期を迎えたまま放置されているのが問題となっており、
その理由には、木材や薪炭の需要減少や林業の高齢化などがあげられます。

子どもたちにも、森林を人が管理する大切さに気づき
自分が切った一本の木がその森の未来や人の暮らしを元気にさせる、
そんなことを実感してもらえるような体験を提供していきたいです。

(このっち)