2024年度からスタートした「アウトドアスキル森の教室」。
年間を通して森を多角的にとらえ、キャンプ、森林整備、自然観察など、森で活動するための幅広いスキルや知識を実践的に学ぶ講座です。
9月19・20日は「自然観察スキル②」。
今年も木曽の森を舞台に、2日間じっくりと森を見て、歩いて、学びました。
1日目 9月19日 赤沢自然休養林
初日は、上松町の「赤沢自然休養林」へ。
日本三大美林の一つとして知られる木曽ヒノキの森。
大きなヒノキに囲まれて歩くだけでも圧倒されますが、今回は「自然を見る」だけでなく、人と森がどのように関わり、守り、利用してきたのかにも目を向けました。
そして今回は「赤沢自然休養林パズル(スタンプ)ラリー」にも挑戦!
森の中に設置された6か所のポイントを探しながらスタンプを集めて歩きます。
目的のポイントを探して歩くことで、いつもとは違った視点で森を見ることができます。
「次はどこだろう?」と探す楽しさもあり、自然観察に「遊び」の要素を取り入れる工夫としても参考になりました。
すべてのスタンプを集めると木製パズルが完成。
パズルに描かれているのは、江戸時代後期頃の木曽・飛騨地方で行われていた伐木や木材運搬の様子を伝える「木曽式伐木運材図会」です。
楽しみながら森を歩き、さらに木曽の林業の歴史にもつながっていく仕掛け。
私たちが自然体験プログラムを考える上でも、とても参考になる体験でした。
もちろん、木曽五木も実際に見比べながら観察。
「これはヒノキ?」「こっちはサワラ?」
知識として覚えるだけではなく、実際の森の中で何度も見て、触れて、比べることで、少しずつ木を見る目が変わっていきます。
森の成り立ち、林業の歴史、木材利用、そしてこれからの森。
目の前にある一本の木から、何百年という森の時間へと視野が広がる一日となりました。
2日目 9月20日 水木沢天然林
2日目は、木祖村の「水木沢天然林」へ。
ここでは、針葉樹と広葉樹がともに生育する天然林を歩きながら、昨日の赤沢とはまた違った森の姿を観察しました。
同じ「木曽の森」でも、場所が変われば、そこに生える木も、森の雰囲気も変わります。
なぜ、この木はここに生えているのか。
なぜ、この場所では針葉樹と広葉樹が一緒に育つことができるのか。
木の名前を知ることも自然観察の楽しみですが、その木が「なぜここにいるのか」を考えてみると、標高や気候、地形、土壌、そして他の生きものとのつながりへと興味が広がっていきます。
昨日覚えた木曽五木も実際の森の中で再確認。
二つの森を続けて歩いたからこそ、それぞれの森の違いや共通点にも気づくことができました。
自然観察は、名前をたくさん覚えることだけではありません。
「なんだろう?」
「どうしてだろう?」
「昨日の森とは何が違うんだろう?」
そんな疑問を持つことで、いつもの森も違って見えてきます。
2日間、木曽の森を歩きながら、森を見る目、森を楽しむ視点をたくさん増やすことができました。
ご案内いただいた皆さま、そしてご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
これからも、それぞれのフィールドで今回の学びを生かし、森の面白さを多くの人へ伝えていきたいと思います。






























