森でモリモリ遊び隊

森でモリモリ遊び隊

小学生(保護者なし)

1年間を通して月に1回森で遊ぶ、『森でモリモリ遊び隊(長野校上田市菅平高原)』。
地元の様々な学校から集まった子ども達が、学年の壁を越え、親からも離れて森で一緒に遊びます! めぐる季節を感じながら外で遊びまくりたい子ども達、あつまれ!

1年ブランクをおいて再開した遊び隊キャンプ。新型コロナ対策でみんなのお楽しみテント泊、料理対決はお休みになってしまいましたが、どうすればみんなで楽しいキャンプができるのか?スタッフさんやインプリさんが色々考えて企画をしました!ズバリ!今年のキャンプのテーマは“サバイバル”です。
『サバイバルってなにか知ってる?』しなのきコースのみんなに聞きました。
『生き残ること~』そうです!みんなには今回のキャンプで生き残る力を体験してもらいました。

“生き残る”にもいろいろあります。森の中で生き残る。災害から生き残る。突然のアクシデントから生き残る。・・・・などなど。

 

まずは、森の中で生き残るテクニックを遊び隊第1回の復習も兼ねて楽しく学びました。

まずは火おこしです。前はわりばしと新聞紙で火をおこしてみましたが、今回はカラマツの小割りと白樺の皮といった森の中で手に入るものを使って挑戦です。

 

森の中でなにかを固定したり、繋げたりするのに役立つのがロープです。森遊びでも大活躍したロープワーク
みんな覚えているかな?

火おこしもロープワークもすぐにできる子、なかなか難しそうな子様々です。できなかった子でも、『次頑張る!』『悔しい!』という声が聞こえたことはとても嬉しいことでした。次につながるモチベーションさえ持っていればきっとできるようになります。

次はテント建てです。今年はテント泊ができないので、室内でテントをはり、その周りで寝ることにしました。少しでもキャンプの雰囲気や楽しさを知ってもらいたい。そんな気持ちから出てきた苦肉の策です。みんな真剣に声がけしながら上手にテントがはれました。

 

来年は中でみんなで泊まれるといいね!

 

次は災害で生き残る方法を実践!パーテーションづくりです。パーテーションは個人との接触やプライベートエリアの確保に役立ちますが、物資が限られる災害時はありあわせのもので作れないと困ります。今回は段ボールでパーテーションを作りました。みんなアッと言う間に作ってしまいました。工作感覚で生き残り力を身につけました。

 

パーテーションづくりに持ってきてもらった段ボールですが、、、、
1日目の昼間、快晴の草原での活動で草滑りのソリになってしまいました(笑)
1人が遊び始めるともう止まりません。
あるものを使って楽しさを創造する力、みんなに見せてもらいました。

 

次は突然のハプニングです。2日目の朝ご飯を食べて次のプログラムをはじめようとしたら、大雨が降ってきました。出発前にカッパを荷物に入れていたので無事やり過ごすことができましたが、外で活動するときの準備の大切さを予期せぬ形で体感することができました。

はじめは少しうわついて危なっかしい印象のみんなが、
帰る頃にはたくましく感じられるようになっていました。
もちろん、テントに泊まれて、炊事・食事も気兼ねなくできるキャンプは楽しいですが
制約の中で制約を楽しみ、新しいものを作っていく、
参加する子どもも、企画・運営する大人も少し前にすすめたと思えるキャンプになりました。

次回以降も、菅平でモリモリ遊ぼうね!

文責 平林