「みんなで楽しもう!」
これを合言葉のように、14時スタートの合図!
子どもたちは、一斉に斜面をすべりおりた。
丸ソリ。長ソリ。ぺらソリ。肥料袋。
いろいろな種類のそりを貸し借りしあって滑る。
二人乗りで滑る。よーいどんで競争する。
何度も何度も滑る。
この時点で、脇に控えているブルーシート。
啓明学園では、もうすっかり定番。
私はひそかに、水戸黄門の印籠みたいだと思ってる。
なぜかって?
最後の最後に、クラス全員が乗って「ザァーーー!!!」と滑る。
これが盛り上がるんだ。
時計を見ると、16時。すっかり寒い。
14時からの2時間は、このためにあるといっても過言ではない。
「みんなで楽しもう!」の真意はここにある。
個々のすべり、競争、二人乗り・・・そこでつかんだ技が、このシートの上に集約される!
だから、轟音と共にすべりおりた50人の姿を遥かかなたに見たとき、大人たちは拍手喝采。
ちょっと言うこと聞けなくて先生に怒られたことは、つきつけられた印籠に飛び乗り見事返上という結末。
その調子だ!!

この日の夜19時半、スタッフはホテルにお邪魔した。
明日は「チャレンジ、かんじき体験!」
何が“チャレンジ”なのかの説明会。
子どもたちの目は真剣!明日が楽しみだ。